ひょんなことから"ドラァグクイーン"になることになった
オトコ!?たちを描いたドタバタコメディ!
初演から十数年、その存在は少なくとも知られるようになったドラァグクイーン。ミュージカル、映画、テレビではBL(ボーイズラブ)ドラマが数多く作られており、さらに《
LGBTQ 》という言葉が盛んに聞かれるようになり、"多様性"を社会も受け入れようと変わろうとしています。
今作は、日本ならではの"ドラァグクイーン"をテーマにした物語を作りたいというきっかけから、大阪に実際にあるダイニングレストランからインスパイアされて制作されました。2009年、大阪・京橋花月にて初演、好評を経て、2011年には新宿シアターサンモールで再演。そして、2022年6月、装いも新たに再々演が決定!
出演は、リストラされたサラリーマン"大原 力"に、室 龍太。「リプシンカ」オーナーには、彦摩呂が初演、再演からの続投。また、髙汐
巴、下村 青、松浦景子(吉本新喜劇)、そして小谷嘉一、石井智也、菊池ハルらが出演し、装いも新たに物語を紡ぎます。さらに、八方不美人<ゲスト出演>、ナジャ・グランディーバ<特別出演>、実際に活躍する"ドラァグクイーン"たちも登場。舞台に"華"と"毒"を添えます。
華やかで、笑えて、ちょっぴり泣けて、
考えさせられる「リプシンカ」にぜひご期待ください。
ダイニングレストラン「リプシンカ」では、夜な夜な"ドラァグクイーン"によるショウが行われていた。オープン当初は物珍らしさもあり、連日連夜賑わっていたが、まもなく10周年を迎える現在、その人気にも陰りが見えたのか、お客の減りが激しい。不安に駆られたオーナーの鈴木(彦摩呂)は、10周年パーティーを機に話題作りに、あるアイデアを実行することに。
そのアイデアを聞き彼の右腕である"ドラァグクイーン"のドロシー(下村 青)を始め、周りのクイーンは驚くが、店のためと渋々了承する。そのアイデアとは、"ドラァグクイーン"を一般公募し、10周年パーティーでリップシンクショウをすること。が、応募してきたのはリストラされたサラリーマン、中年女性、ベトナム人留学生といったひと癖もふた癖もある面々だった!
はたして、彼らは"ドラァグクイーン"としてショウに立つことができるのだろうか・・・。